平成29年 6月 定例会(第495号) 平成29年度
大牟田市議会第2回
定例会会議録--------------------------------------- 平成29年6月20日
--------------------------------------- 平成29年度
大牟田市議会第2回
定例会議事日程(第4号) 平成29年6月20日 午前10時00分 開議日程第1 請願第1号上程(1件) 請願第1号 「若い人も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める意見書」の提出を求める請願日程第2 議案第3号~同第9号、報告第1号~同第8号上程(15件) (
質疑質問-日程第1の1件を含む) (
委員会付託)---------------------------------------本日の会議に付した事件 (議事日程のとおり
)---------------------------------------出席議員名 1番
古庄和秀議員 2番
平山光子議員 3番
北岡あや議員 4番
塩塚敏郎議員 5番
城後徳太郎議員 6番 中原誠悟議員 7番
山口雅夫議員 8番
今泉裕人議員 9番 平嶋慶二議員 10番
森田義孝議員 11番 橋積和雄議員 12番
今村智津子議員 13番 島野知洋議員 14番 田中正繁議員 15番 森 竜子議員 16番 徳永春男議員 17番
松尾哲也議員 18番 高口講治議員 19番
大野哲也議員 20番
三宅智加子議員 21番
平山伸二議員 22番 森 遵議員 23番 塚本二作議員 24番 光田 茂議員 25番 境
公司議員欠席議員名 なし
---------------------------------------説明のため出席した者 中尾昌弘 市長 甲斐茂利 副市長 坂田昌平 副市長 企画総務部 井田啓之 部長 吉田尚幸 調整監 鴛海 博 契約検査室長 猿渡隆弘 総合政策課長 高口雅実 財政課長 冨安 徹 人事課長 市民部 甲斐田みゆき 部長 城戸智規 調整監 市民協働部 中村珠美 部長 中島敏信 調整監 産業経済部 副枝 修 部長 森 智彦 調整監 都市整備部 末藤隆生 部長 米崎好美 調整監 環境部 岡田和彦 部長 黒田省二 調整監 保健福祉部 大久保徳政 部長 池田武俊 調整監 桑原正彦
子ども未来室長 消防本部 小宮孝一 消防長 馬場邦弘 消防署長 企業局 松田雅廣 企業管理者 松崎伸一 局長 教育委員会 安田昌則 教育長 大迫孝博
事務局長---------------------------------------事務局職員出席者 中園和彦 局長 平野裕二 次長 前田浩孝 主査 谷川秀和 書記 戸上和弘 同 廣重智郷 同 内野 明 同
--------------------------------------- 午前10時00分 開議
○議長(境公司) 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に印刷配付のとおりであります。御了承願います。 直ちに、議事に入ります。
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△日程第1 請願第1号上程(1件)
○議長(境公司) 日程第1、本日新たに提出された請願第1号「若い人も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める意見書」の提出を求める請願を議題といたします。 お諮りいたします。 ただいま上程した請願1件については、お手元に印刷配付の請願書写しによって趣旨は御理解いただけるものと存じますので、紹介議員の趣旨説明は省略したいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(境公司) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。
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△日程第2 議案第3号~同第9号、報告第1号~同第8号上程(15件)
○議長(境公司) 次に、日程第2、議案第3号から同第9号まで及び報告第1号から同第8号までの15件を一括議題として、ただいま上程した請願1件を含め、本日の質疑質問を行います。 冒頭に市当局から発言の申し出があっておりますので、この際、発言を許可いたします。 冨安人事課長。
◎人事課長(冨安徹) 昨日、6月19日の本会議の森田議員の質疑質問において、職員採用に係る辞退者の状況に関する私の答弁に誤りがございました。 その該当部分につきましては、森田議員のここ数年の辞退者の状況はどうなのかという御質問に対して、27年度以前については辞退者は見当たらないという旨の答弁をしておりました。 しかしながら、ここ数年の辞退者については、27年度の採用試験においてはおりませんでしたが、26年度において3人、25年度において二人、24年度において一人の辞退者がございました。 おわび申し上げますとともに、訂正させていただきたいと存じます。
○議長(境公司) ただいま発言がありましたとおり、発言の一部訂正の申し出については、そのように御了承願います。 また、会議録につきましても、後日、精査した上で善処させていただきますので、御了承願います。 それでは、発言通告の順に従い、発言を許可します。 最初に、
今泉裕人議員。 〔8番
今泉裕人議員 登壇〕
◆8番(今泉裕人) 発言通告に従い、一般質問からの一問一答方式により質問をいたします。 三池港の整備と利活用について。 県南唯一の重要港湾である三池港は、
有明海沿岸道路の供用開始とともに周辺道路の整備も進み、物流についてのポテンシャルが向上し、
国際コンテナ取扱貨物量も増加をいたしております。また、今年中に実現する
有明海沿岸道路の延伸などによって、さらなる貨物量の増大も期待できると思います。 そこで、三池港の整備と利活用についてお尋ねをいたします。 三池港の港湾計画に基づく国や県の港湾整備の進捗状況についてお尋ねを申し上げたいと思います。
重要港湾三池港は、大牟田市はもとより福岡県南部地域の産業や物流の拠点となる重要な港でございます。 三池港の整備につきましては、平成11年に策定された三池港港湾計画に基づき、現在も整備が進められております。平成23年8月には、国の直轄事業として航路の
しゅんせつ工事が完了し、1万トン級の
大型コンテナ船の入港ができるようになりました。また、県の事業といたしましては、平成24年3月には、公共埠頭に2基目となるクレーンが設置、さらには、公共埠頭の6番背後の
コンテナヤードが拡張されるなど、着々と整備が進められてきました。 今、三池港に行きますと、公共埠頭には三池港
国際コンテナ定期航路のコンテナが高く積んであり、コンテナを積んだトレーラーが行き来するのを見ますと、三池港が産業や物流の重要な拠点であることが実感できます。 そこで、質問をいたします。 三池港港湾計画に基づき、現在も国や県において整備が行われていますが、現在の港湾整備の進捗状況についてお聞かせをください。 以上、質問者席に戻り、再質問からの質問をさせていただきたいと思います。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) 三池港の港湾整備の進捗状況について御答弁いたします。 三池港は、福岡県が管理する重要港湾でありまして、平成11年度に福岡県が策定しました三池港港湾計画に基づき、国と県により港湾整備が強力に進められております。 現在の主な整備状況でございますが、国直轄事業につきましては、平成26年度より航路護岸の改良が進められており、平成30年度末の完了を目指していると伺っております。 また、県事業につきましては、内港泊地の
しゅんせつ工事を初め、
コンテナ貨物と
ばら積み貨物のヤード内での混雑を解消するために、平成28年度より公共埠頭7番背後の
コンテナヤードの拡張整備が進められております。 このように、三池港港湾計画による港湾整備が順調に進められており、工事完了後には、港湾物流機能がさらに充実することで取扱貨物量が増大し、新たな航路の開設や増便を期待しているところでございます。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 港湾の整備計画に基づいて、順調に国や県と連携をとられて整備が進められているということでございます。 そこで、
有明海沿岸道路と連携をした港の活用についてお尋ねを申し上げたいと思います。
有明海沿岸道路の徳益ICから柳川西ICまでの区間が、ことし9月までに開通をいたします。沿岸道路の開通を念頭に置いた三池港の活用についてお尋ねを申し上げたいと思います。 大きな1、三池港の整備と利活用についての小さな2、
有明海沿岸道路と連携した港の活用についてでございます。
有明海沿岸道路は、
有明海沿岸地域の陸・海・空の
広域交通ネットワークを形成し、未来をつくる高規格道路でございます。平成20年3月の開通以降、福岡県内の約7割に当たる19キロメートル余りが暫定2車線で供用開始されました。平成24年1月には、待望の三池港
インターチェンジが完成し、港と道路の連携による広域物流のネットワークができ上がったことで、三池港の利便性が格段に向上いたしております。 特に、
国際コンテナ取扱量の増加でございます。平成18年4月に、三池港と韓国釜山港を結ぶ
国際コンテナ定期航路が開設されましたが、当初は週1回の入港でございました。取扱貨物量もそのほとんどが市内企業からの貨物であったと聞いております。平成20年秋の
リーマンショックによる
国際コンテナ貨物の減少はあったものの、平成22年以降は
国際コンテナ貨物量も増加し、平成22年11月には
国際コンテナ航路も週2回の入港となりました。 また、平成24年には、先ほど申し上げましたとおり、三池港
インターチェンジの完成もあり、特に大川や柳川地区からの家具類を中心とした取扱量が急増したことで、平成24年の取扱量は過去最高となったところであります。 そこで質問をいたしたいと思います。 ことしの9月までには、
有明海沿岸道路の
徳益インターチェンジから
柳川西インターチェンジまでの4.5キロが開通予定でございます。これにより、沿線の大牟田市・みやま市・柳川市・大川市の4市が直結されることで、さらなる取扱貨物量の増加が見込めますが、今回の
有明海沿岸道路の開通を念頭に置いた三池港の取扱貨物量の増大に向けた取り組みをお聞かせ願います。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修)
有明海沿岸道路と連携した港の活用について御答弁いたします。 議員御案内のとおり、ことし9月までに
徳益インターチェンジから
柳川西インターチェンジの延長4.5キロメートルまでの区間が開通予定であり、三池港が県南地域の産業や物流の拠点港として、そのポテンシャルは飛躍的に向上するものと期待しております。 国・県・市等で構成するマイポートみいけ
利用促進協議会においては、さらなる取扱量の拡大に向けたセールスポイントとして、まず1点目に、大川・柳川地区と三池港を結ぶ区間の時間短縮による物流の向上、次に2点目といたしまして、
国際コンテナ航路を利用する荷主企業への助成金制度などをPRし、大川・柳川地区の荷主企業へ集中的な
ポートセールスを展開してまいります。 ちなみに、平成28年の三池港
国際コンテナ取扱量は、家具類を中心とした輸入貨物の増加により、1万6,391TEU--これは速報値でございますけれども、4年ぶりに前年を上回りましたが、
実入り貨物--中身が入った貨物でございますけれども、約9割を輸入が占めると、偏った状況にございます。このため、荷主企業の御意見、御要望を伺いながら、輸出貨物の増大に向けた取り組みを強化してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 マイポートみいけ
利用促進協議会などに関する状況について、もう少し詳しく御説明を願います。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) マイポートみいけ
利用促進協議会は、三池港の利用促進に向けまして、福岡県、あと、国土交通省、
大牟田商工会議所、それと、
三池貿易振興会、三池港物流、大牟田市も当然入っておりますけども、で組織して、平成9年7月に組織した団体でございます。 三池港の利用促進に向けまして、先ほど御説明申し上げました三池港を利用する荷主に対する助成でありますとか、あと、三池港の背後圏に対する
アンケート調査、あと、企業訪問、
ポートセールス、こういった事業を行っている団体でございます。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) それでは、次に、
三池貿易振興会に関する状況についてお尋ねをいたします。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修)
三池貿易振興会についてのお尋ねでございます。
三池貿易振興会は、三池港を中心に有明圏域の経済発展に寄与することを目的に、昭和25年1月発足した団体でございます。非常に歴史のある団体でございます。構成団体といたしましては、大牟田市を初め
大牟田市議会、福岡県、それと税関、あと
三池海上保安部、
あと商工会議所、三池港物流、それと市内の
大手事業所--三井化学でありますとか、デンカ、
三井三池製作所、それと三池港の背後圏、こういった企業で構成している組織でございます。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 マイポートみいけ
利用促進協議会や
三池貿易振興会との連携をさらに強化し、大川や柳川地区の荷主企業をターゲットに、三池港の集荷拡大に向けた
ポートセールスを強化されていきたいということでございます。 実際に、この4市町村の中に
貿易関連事業を行っている企業というのは、大体どれくらいあるものなのでしょうか、お答えをください。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) 周辺地域といたしましては、特にコンテナを取り扱っている関係では、大川の家具、こういったものがございます。 参考までに、三池港の利用促進に向けて毎年、企業訪問活動、
ポートセールスを行っております。そういった観点では、昨年度が大体333社、当然1社につき数回足を運ぶことがありますので、延べでいきますと645社ですね。そういった、少しでもやはり三池港の利活用に向けてPRをしながら、荷主への活動に取り組んでいるところでございます。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 重立った企業が市内であるということでございました。特に、先ほどは輸入が主だったということでございます。マイポートの
利用促進協議会などを通して、今後、大川や周辺地域との連携強化を進めていかれて、貨物量の取扱量増大に向けた
ポートセールス事業を行っていかれるとは思うんですけれども、実際に大川市だとかの家具の取り扱いというのは、今はほとんどが博多港や伊万里港、そういった方向にかなりの割合で運ばれているということでございます。 このことについてお答えをください。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) 議員御案内のとおり、大川の家具に限らず三池港周辺には博多港でありますとか伊万里港、熊本港、こういった港があるわけでございまして、当然、そういった意味では、荷主としてはより金額が安く利便性のいいところということで荷は動いていくわけでございます。 そういったことからも、私どもといたしましては、国・県、また企業、連携しながら、そういった荷主の助成制度、こういった制度も活用しながら
ポートセールスに取り組んでおるという状況でございます。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) 今、おっしゃっておりました市からの助成制度、国からの助成制度ということでございますが、実際に国から助成制度というのはどれぐらい受けられているのか、お答えください。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) 荷主に関する助成制度といたしましては、福岡県、それと大牟田市、あと三池港物流と商工会議所でそれぞれ負担金を出しながらマイポートみいけ
利用促進協議会を運営しております。その中から荷主に対する助成ということで、コンテナの数に合わせまして、そういった助成を行っておるというところでございます。 具体的に申し上げますと、1TEU--20フィート
コンテナ一つをTEUというような感じで表現しておりますけれども、コンテナ1TEU、20TEUまでが1TEU当たり5,000円と。それと、21から50TEUまでが一つ当たり7,000円、それと、51を超えますと1万円というような感じで、それぞれ取扱貨物に合わせまして助成制度を手厚くしていると。 これは、国の補助金は入っておりませんで、先ほど申し上げましたように、県・市・
商工会議所等の補助金で運用しているという状況でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 このあたりでは、特に
三井関連企業がやっぱりどうしても多いものですから、貿易を行っている重立った企業というのは
三井関連企業であったり、大川の
家具取扱企業だったりすると思うんですけれども、大牟田の特色としてどうしても海外交流が少ない、そういった企業が多いようですが、やはり三池港の利用促進についての情報発信、そういったことについても必要になってくるのではないかと思うんですが、お答えをください。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) 三池港の情報発信というような御質問でございます。 当然、三池港の利用促進については、関係機関・団体と鋭意取り組んでおるところでございますけれども、例えば当然市では、企業誘致ということで、例年、関東・関西方面に市内の工業団地でありますとか工場適地の誘致活動、こういったことで
アンケート調査を行っております。そういった関東以西の企業1万社にアンケートをとると。 そういったときには、三池港のチラシを入れる、もしくはその
アンケート項目の中に大牟田には三池港があるのでそういった利活用についての質問、こういったものも設けながら、今現在、取り組んでおるという状況でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。
アンケート調査を行っていらっしゃるということでございます。実際に、平成20年3月の大牟田ICまでの開通後、順調に延伸をいたした
有明海沿岸道路でございますけれども、現在では三池港ICと大川市役所までの時間短縮が30分弱だと思うんですが、これによって
国際コンテナの取扱量が、平成22年には先ほどおっしゃっていましたとおり、平成18年から考えると25倍に上がっております。 そういったことにおいて、これはぜひ本市における強み、
有明海沿岸道路というのは、高規格道路というのは、ほかの都市にはなかなかない本市の強みであると思いますので、ぜひ情報発信を進めていかれて、先ほどのアンケートをとられた企業等々に、テクノパークであれ、
スタートアップセンターであれ、いろんなところに興味を持っていただいて、誘致を進めていただきたいと思っておりますけれども。先ほどアンケートをおとりなさったその1万社から、大体どういった企業が関心を持たれたり、また、興味を持たれているのか、割合や関連企業の職種なんていうのはどういうものがあるんでしょうか。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) 例年、
アンケート調査につきましては、市内の工業団地、工場適地に誘致をするというような観点で、1万社につきまして製造業を中心に
アンケート調査を実施しております。当然、一定の評点と申しますか、一定の規模以上の企業を対象に実施しておると。 それとは別に、エコタウン、
環境リサイクル産業団地のほうに誘致促進を図るために1,500社、こちらのほうは別途
アンケート調査を実施しておるというような状況でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 三池港の改修工事も1万トン級までのコンテナ船が入れるようになっておりますので、ぜひとも今後とも、三池港の利用促進についての取り組み、そして、取扱荷物の量の増加につながるように御努力をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたしまして、次の質問に移りたいと思います。 三池港の
浪漫フェスタについてお尋ねをいたしたいと思います。 港の
にぎわいづくりとして実施している三池港
浪漫フェスタを今後も継続したイベントとするための方策をお尋ね申し上げたいと思います。 毎年11月3日の文化の日に、三池港の
高速船乗り場会場で三池港
浪漫フェスタが開催されております。10月には広報おおむたや市のホームページのほか、開催案内を知らせるポスターやチラシも見受けられております。 イベントでございますけれども、特に
三池海上保安部の体験乗船や高速船を利用した三池港クルージングが人気だと聞いております。また、国の環境整備船の見学、海をバックにした
ステージイベント、三池港の
写真コンテストも行われるなど、海にちなんだイベントとして7月に行われる港まつりとあわせて市民も楽しみにしているところでございます。 このような中、平成27年7月には、三池港を含む三池炭鉱関連施設が「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成施設として世界文化遺産に登録をされ、その価値が世界に認められました。 三池港は、産業や物流の拠点港でもありますが、こうしたイベントを通して世界文化遺産三池港のすばらしさを多くの皆さんにPRするとともに、港周辺に点在する近代化産業遺産などの地域資源と連携をしながら、一過性のイベントとならないよう、継続したイベントとして港のにぎわい創出を図ることが必要だと思います。 そこで質問をいたします。 多くの市民に貴重な地域資源である有明海や三池港に触れ親しみ、三池港の歴史や文化を伝えるイベントとして実施している三池港
浪漫フェスタを今後も継続したイベントとするための方策についてお尋ね申し上げます。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) 三池港
浪漫フェスタの取り組みについて御答弁いたします。 三池港
浪漫フェスタにつきましては、平成20年に実施しました三池港開港100周年記念事業を契機に、市、商工会議所、市民団体等で組織する三池港にぎわい交流拠点づくり推進協議会の主催により、平成21年から開催されて、ことしで9年目となります。 毎年11月3日の文化の日に、三池港を会場に開催され、昨年は約5,000人の来訪者でにぎわったところでございます。 一過性のイベントではなく、継続して取り組むことが市民に親しまれる港づくりやにぎわいの創出にもつながりますことから、協議会のメンバーとも協議を重ね、三池港クルージングやスタンプラリーなど、毎年新たな企画にも取り組んでおります。 ことしは、市制100周年の記念事業としてイベント内容を充実し、海上保安部の船舶による体験乗船や三池港と三池島を結ぶクルージング等を実施する予定です。また、例年、同日開催されています近代化遺産の公開に加え、ことしはJR九州ウオーキングとも連携し、より一層の集客を図ることで三池港のにぎわいの創出につなげてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 主体は官民で組織する三池港にぎわい交流拠点づくり推進協議会が実施する事業であるということでございます。 三池港の開設100周年記念事業の取り組みを継続させたものだとして、現在も三池港の
浪漫フェスタが続いておりまして、ことしは市制100周年の記念事業として取り組むほか、来年は三池港の開港110周年の記念事業の節目でもあり、今後も協議会のメンバーと連携をとりながら港のにぎわい創出に向けたイベントの充実を図っていかれることだと思うんですけれども、1つ目、三池港のにぎわい交流拠点づくり推進協議会について、もう少し詳しくお聞かせをください。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) 三池港にぎわい交流拠点づくり推進協議会、こちらのほうは平成18年8月に設立した組織でございまして、商工会議所の会頭に会長に就任いただいておるということで、先ほど御答弁いたしましたように、関係団体が一緒になって三池港のにぎわい創出に向けて取り組みを進めておるというような状況でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) 商工会議所と連携をとられてということでございます。 その中に、例えば一般の市民からの参加者であったり、そういった一般の市民の声を拾っていけるような参加者、協議会メンバーというのはいらっしゃるんでしょうか。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) 先ほど御答弁いたしました三池港
浪漫フェスタは、こちらの三池港を会場に毎年開催しているんですけども、当然、イベントには市内の高校生でありますとか子供たち、あと、地元地域の皆さんでありますとか漁業者の皆様、こういった方々と一緒になって事業に取り組んでおるということでございます。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ことしは市制100周年の記念事業、そして、平成30年度は三池港の開港110周年記念事業でございます。それによって10年ほど継続されたイベントとなると思うんですけれども、これまでの三池港の
浪漫フェスタの計画、それから、今後10年以降の
浪漫フェスタの継続するイベントのこの計画の違いや取り組みの違いなどについてお考えでしょうか。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) 三池港の
浪漫フェスタにつきましては、三池港の開港100周年を記念して開催したイベントでございまして、これまでの間、議員が先ほど御案内されましたように、明治日本の産業革命遺産の世界遺産登録--これが平成27年、そういったものもございまして、また近代化遺産関連では三川坑、こういったものもございます。 地域としては、三池港を拠点に三川坑であるとか、そういった港倶楽部周辺の施設をもっと利活用して、市内外からいろんな方々にお越しいただきたいという気持ちを強くお持ちなので、市としても、当然、関係団体と一緒になって取り組んでまいりたいということで考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 せっかく10年ほど継続されるイベントでございますので、一過性のものとならないように、また、世界遺産登録されている港でございますので、今後もこの本市のPRとともに、ぜひ楽しいイベントづくりを進めていっていただきたいと思いまして、要望いたしまして、次の質問に移りたいと思います。 大きな2番、中心市街地の
にぎわいづくりについてお尋ねを申し上げます。 本市の中心市街地は、相次ぐ各店舗の撤退や空き店舗の増加などにより、活気が失われてきているところでございます。これに対して、市当局もさまざまな施策を展開しているという状況は、私も認識をいたしております。 そうした中、中心市街地活性化基本計画の認定や新栄町駅前地区市街地再開発事業における建設業務代行者の決定など、今後に向けて明るい兆しも見え始めてきました。 しかしながら、今後、これらの計画や事業を着実に進めていくことが極めて重要だと思っております。そこで、中心市街地の
にぎわいづくりについてお尋ねを申し上げたいと思います。 1、中心市街地の明るい雰囲気づくりに向けた取り組みについてでございます。 中心市街地は、商業機能や業務機能、交通結節機能や公共機能などが集積し、多くの人が訪れる大牟田の顔とも言える地域でございます。 しかしながら、炭鉱の閉山などに伴う人口減少、モータリゼーションの進展による生活行動圏の拡大、ロードサイドへの大型店舗の出店、インターネットの普及によるネット販売の拡大、消費行動の変化など、社会経済環境の変化に伴い商業機能が低下をし、空き店舗の増加や歩行者通行量の減少など、市の中心市街地の魅力が低下をしてきており、まち全体が暗いと感じておるところでございます。 中心市街地が活性化するためには、まちに人が集まり、にぎわいが生まれ、地域経済が循環する、いわゆる悪循環ではなく好循環に向けた転換が必要であり、そのためには、まず好循環に向けた明るい雰囲気づくりや
にぎわいづくりが重要だと考えております。 中心市街地の活性化は本市の長年の課題でありますけれども、そうした中、本市ではことし3月に中心市街地活性化基本計画の内閣総理大臣の認定を受けられました。今回の基本計画の認定は、中心市街地の活性化に向けて、商業者の方々を初めとする市民の皆さんも非常に期待をいたしておるものだと考えております。 そこで、中心市街地の活性化に向けて、今後、どのような取り組みを進めていかれるのかお聞かせください。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) 今後の中心市街地の取り組みについて御答弁いたします。 本市の中心市街地は、空き店舗の増加や来街者の減少など大変厳しい状況でございます。 こうした中、新栄町駅前地区市街地再開発事業が動き出しましたことから、平成28年度に中心市街地活性化基本計画の認定に向けた取り組みを進めてまいりました。 本年3月に、長年の課題であり本市の悲願でありました基本計画の内閣総理大臣の認定を受け、本市では、計画期間であります平成29年度から33年度までの5年間で、重点的かつ集中的に中心市街地の活性化に向けた取り組みを進めてまいります。 具体的には、中心市街地の
にぎわいづくりを進めるため、商工会議所や商店街等と連携したイベントの充実を図り、来街者の増加に取り組んでまいります。あわせて、街なかストリートデザイン事業の推進による空き店舗の解消や創業支援など、若者がチャレンジできる取り組みを進めてまいりたいと考えております。銀座通り商店街を中心に、飲食店の新たな出店の動きなども見られますことから、市としても積極的に支援を行ってまいります。 さらに、本年度は、中心市街地への新規出店を加速させるため、まちづくり基金事業を活用し、空き店舗改修に対する補助制度を創設したところでございます。 本年度、新たにタウンマネージャー事業としまして、公募による街なか再生マネージャーや地域の情勢に詳しい空き店舗活用アドバイザーの二人のタウンマネージャーを配置することといたしております。 中心市街地の活性化は本市の大きな課題でありますので、本年度から5年間の計画期間を最後のチャンスと捉え、各事業が相乗的に効果を発揮し、にぎわいが創出されますよう、商工会議所や商店街等の関係団体と連携を図り、全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 中心市街地の活性化基本計画は、ことしの4月から平成34年の3月まで5年間ですね。ちょうどこれから取り組まれるわけでございますけれども、中心市街地の明るい雰囲気づくりに向けての取り組みについてなんですが、基本計画の中の58ページに当たります。三つの基本方針がございますね。 1、にぎわい・文化拠点の形成。これは、空洞化が進み、人通りが少ない現状の中心市街地において新栄町地区、銀座地区では、地域の魅力に密着したにぎわい・文化拠点の形成を推進し、人が集まる新たな拠点づくりと人々が日常的に訪れたくなる魅力の創出を図ると。 あわせて、JR・西鉄大牟田駅周辺地区においても、公益施設の有効活用を行い、世界文化遺産への来訪者等に対する案内機能などを充実することにより、中心市街地全体としての回遊性の確保を推進する。 また、まちづくり基金を活用した空き店舗の利用転換や起業家支援による空き店舗への新規出店を促進し、空き店舗の解消とともに経済活力の向上を目指す。 それから、2、人々の交流機会の拡大とございます。新たな機能や魅力を持ったにぎわい・文化拠点の形成により、来訪者の拡大とにぎわいの創出を図るとともに、各種イベントの実施により交流機会の拡大を図ると。また、世界文化遺産への来訪者を中心市街地に誘導し、お土産の購入や食事を楽しんでもらうことでにぎわいを創出すると書いてあります。 そして、3です。居住の場としての魅力の向上、新栄町駅前地区市街地再開発事業により駅前地区を再生し、さまざまな世代の居住に向けた住環境の改善を図るとともに、駅前広場などの整備を促進する。 また、老朽家屋等の除去による、土地の流動化や街なか居住に対する支援を通じ、安心して住むことができる中心市街地を実現すると書いてありますけれども、その中において中心市街地活性化エリアの通行量というのは、平成17年から平成27年までに5割を超える減少となっているようでございます。 この原因について、これは市長にぜひお伺いしたいと思いますが、平成17年から27年までの間に5割通行量が減少しておりますけれども、原因は何だとお考えになりますか。
○議長(境公司) 中尾市長。
◎市長(中尾昌弘) 先ほど、例えばロードサイドへの出店とかというような時代の潮流的なことも議員おっしゃってございましたけれども、そうしたことと相まちまして、中心商店街においての空き店舗が、これがふえてきて、そして、それがさらに来街者に対して減少していくというようなことについての拍車をかけるような、そんな状況が現出してきたものというふうに承知をいたしております。 中には、店舗のオーナーの方々、年齢的にも随分お年を召されたり何たりして、その跡継ぎがいらっしゃらないとか、そんなふうなこと等も原因としてはあったのではないかというふうに思っておりますけども、そうした訪れられる方、そして、また、商店あるいはお店の方々のほうの受け入れ側といいましょうか、そうした方々、両方ともそれぞれに原因があって、それが相乗されたといいましょうか、ダブルできいてきたといいましょうか、そんなふうなことで中心商店街について来街者が大幅に減少したと、こんなふうな見方をいたしているところでございます。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 実は、市長の公約ペーパーの中に、地域づくりの項目がございました。 市民協働から市民実行のまちへ。地域活動を盛り上げますというところでございますね。地域活動の拠点づくりや人材育成により地域コミュニティー活動の活性化を促進いたします。情報の発信と共有ネットワークづくりを通じて市民活動の活性化を促進していきます。そして、社会福祉法人により公益活動を促進しますということでございます。 市長のおっしゃるとおり、高齢化が進んで空き店舗や担い手不足だということでございますけれども、中心市街地の明るい雰囲気づくりには、やはりどうしても地域コミュニティーの形成や、まちづくり協議会との協働が必要になってくるのではないかというふうに考えております。 地域コミュニティ推進課には、明るいまちづくり協議会などもありますが、まちづくり協議会との連携強化や地域コミュニティーづくり、また、明るいまちづくり推進協議会との連携についての御見解をぜひお聞かせをいただければと思います。
○議長(境公司) 中村市民協働部長。
◎市民協働部長(中村珠美) ただいま明るいまちづくり推進協議会についてのお尋ねも含まれておりましたので、私のほうから御答弁させていただきます。 明るいまちづくり推進協議会につきましては、民間の任意団体から構成されておりまして、主に賛同される団体からの浄財を基本にしながら、市内の防犯灯設置につきましての助成を行っていらっしゃる団体でございます。 主に、地域コミュニティー組織、町内公民館であったり、隣組でありましたり、その他の小さいグループ、三、四軒の小さな団体が防犯灯を設置されるに当たりまして、明るいまちづくりのほうに寄附をされ、そちらのほうから補助金という形で設置の4割を助成されて、防犯灯の設置を今、行われております。 そういうふうな制度を利用しながら、中心市街地も含めまして、市内全域、防犯灯設置による安心・安全な地域づくりということでは、明るいまちづくり推進協議会の支援の力といいますか、そういうものは発揮されているところかと考えております。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) 明るいまちづくり推進協議会との連携についてお答えをいただききました。 確かに、市内の防犯灯設置箇所などは多岐にわたりますので、予算上の限界などはあると思いますけれども、やっぱり明るい雰囲気づくりについてなんですが、やはり活性化につなげていくために何が必要か。それは、お店が先に出店なさるのが先なのか、それとも、ライトアップや点灯などの文字どおり明るい視覚づくり、これが先なのか。 個人的な見解といたしましては、防犯灯や、ライトアップや、時期的にもよるとイルミネーションやイベントなどのそういったことにつながっていくんではないかと思うんですけども、地元のまちづくり協議会、こういった方々とのそういった取り組みについてお話し合いをなされていないと思うんですよ、実際、今のところ。 地域の方々で防犯灯を担っていただくというのは重々承知はいたしておるんですが、実際問題、地域の方々では、コミュニティーがまだ形成されていないので、ちょっと難しいところがあるんじゃないかと思うんですけれども、そのことについてどうお考えになりますか。
○議長(境公司) 中村市民協働部長。
◎市民協働部長(中村珠美) 中心市街地のそのような明るさに向けた地域の中での取り組みという観点での御質問かと思います。 中心市街地にも幾つかの校区があります。そのような校区の中では、やはり自分たちの地域は自分たちで安心・安全に、そして、活力があるような地域にしたいという思いは非常に持っていらっしゃいます。 そのような中では、まちづくり協議会、あるいは校区連絡協議会を中心に構成されておりますさまざまな団体、その中には小学校・中学校、それとPTA、福祉関係、それと市内の事業所、さまざまな構成団体があります。 そのような構成団体の皆様と話し合いをして、いろいろ力を合わせながら、校区に根差した皆が交流できるような事業、今、新しいイベントなども100周年にちなんで計画をされておりますので、そのような活動をやはり市としては支援をしていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 今後ともまちづくり協議会、それから、明るいまちづくり推進協議会、その他地元にお住まいの皆さん方と御協力をいたして、ぜひとも明るい雰囲気に向けた中心市街地の活性化に向けた取り組みを続けていっていただきたいと思っております。これは、ぜひとも要望でですね。 まず、人が歩かないとどうしてもやっぱり雰囲気的にちょっと怖いなとか、路地裏に入るのは怖いなとか思うところがあると思いますので、まだまだ、私も夕方以降歩いていたら、やっぱり雰囲気的にちょっと暗いなと思うところがあったりはしますので、そういうところも少しずつ改良を加えていっていただきたいというふうに思っております。 次の質問に移りたいと思います。 街なかストリートデザイン事業の概要についてお尋ねを申し上げます。 先ほどの御答弁にもございましたけれども、中心市街地の活性化に向けた取り組みの一つに、街なかストリートデザイン事業が挙げられております。 この街なかストリートデザイン事業では、銀座通り商店街の空き店舗を活用して、昨年7月にイタリアンレストランが開店し、さらにことし3月には中華料理店が開店をいたしており、2店とも多くのお客さんでにぎわっているようでございます。若い経営者により空き店舗がおしゃれな飲食店に生まれ変わり、少しずつではございますけれども商店街にも明るい雰囲気やにぎわいが出てきているのではないかと感じております。 そこで、街なかストリートデザイン事業の進捗状況や今後の方針など、事業の概要についてもう少し詳しくお聞かせをください。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) 街なかストリートデザイン事業の概要について御答弁いたします。 街なかストリートデザイン事業は、商工会議所と連携し、取り組みを進めている事業でございます。中心市街地に新たな人の流れとにぎわいを生み出すため、意欲ある出店者を発掘し、店舗所有者とのマッチングにより、空き店舗の解消に取り組んでおります。具体的には、空き店舗見学会や勉強会などを実施し、新規出店希望者の発掘に取り組んでおります。 新規出店に当たっては、空き店舗所有者との協議を初め、市民を巻き込んでDIYによる空き店舗の改修、こういったものも行っております。現在では、店舗改修の参加者がお店の応援団となるなど、一定の成果を上げているところでございます。 その結果、先ほど議員から御案内がありましたように、イタリアンレストランと中華料理店の2店舗がオープンし、これをきっかけに2店舗が新たに出店し、昨年度だけでも銀座通り商店街に4店舗の飲食店が出店いたしました。 今後は、出店が進んでいる銀座通り商店街を中心に、その範囲を広げ、空き店舗の解消を図り、中心市街地のにぎわい創出に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 今、御答弁いただきましたように、今、
大牟田商工会議所も市民交流ギャラリーとして、BASAROでパソコン教室などを行っていらっしゃるようでございますね。さらに4軒、中華料理屋、イタリアンレストラン初めオープンをいたしておりまして、今後も2件オープン予定で、合計6軒件ほどオープン予定だということでございます。 今現在は、銀座通りが中心に行っていらっしゃる事業だと思うんですけども、中心市街地の活性化という意味において、銀座通りのみを今後も計画範囲になさっていくのか、それとももう少し範囲を広げまして、活性化に向けて取り組まれていかれるのか、お聞かせください。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) まず、ストリートデザイン事業、これにつきましては、2015年から商工会議所として取り組んでいる事業でございます。当初、モデル地区を選定する必要があったということもありまして、その地区が銀座通り商店街だったということでございます。 当然、中心市街地域活性化計画、67ヘクタール、範囲ございますけれども、42事業を進めながら活性化に取り組んでいくと。その中の事業の一つがストリートデザイン事業ということでございますので、当然、銀座通りだけではなく、ほかの商店街のほうにも範囲を広げてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) 街なかストリートデザイン事業についてなんですけども、計画期間といったものは大体どれぐらいの計画期間で進められているのでしょうか。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) ストリートデザイン事業、これは当然、繰り返しになりますけども、中心市街地活性化基本計画、この期間5年間ですね、本年4月から。5年間は事業ということで掲げておりますので、それでまずは集中的に、先ほど申し上げましたようにタウンマネージャー事業、こういったものも新しく導入いたしますし、まちづくり基金を活用したそういった空き店舗、こういった対策を加速的に進めていくと。 そういった中でストリートデザイン事業も位置づけをしていきますので、5年間は確実に実施をしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 5年間ということでございますけれども、例えば宮崎県になりますが、日南市の商店街は復興を見事遂げておりまして、今、いろんなところから視察が来ているということを聞き及んでおります。 商店街のシリコンバレー、IT環境関係の関連企業が多く誘致なされたということでございますけれども、例えばその日南市の商店街は、非常にしっかりとしたコンセプトのもとに取り組まれている結果、成功なさっていることだと思っております。 本市のその銀座通り商店街にしましても、やはりコンセプトというものはしっかりとしたところがありまして、都市計画マスタープランではございませんけれども、しっかりとした
スタートアップセンターの一翼を担っていけるような、そういう街なかストリートデザイン事業になっていけば、今後、もっとよくなるんではないかなと思っております。 そのあたりについて、ぜひコンセプトや積極的に誘致を進められていくその業種・業態、そういった計画がおありなのかどうか、お聞かせをください。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) 今、議員のほうから日南市の事例が御紹介ありましたけども、日南市の油津商店街、非常に全国的にも中心市街地の活性化が成功している事例ということで、マスコミにも大きく取り上げられております。 私どもも、先ほど御答弁いたしますように、今回の中活計画の計画期間、5年間が最後のチャンスというような思いで取り組んでおりまして、当然、日南市の油津商店街のほうにも足を運んでおりますし、そちらのタウンマネージャー、もしくはそういった日南の油津商店街にかかわられた方々、そういった方々にもお会いし、そういった事業の手法であるとか、そういった思いですね、まちの。そういったものも勉強をしながら、現在、取り組みを進めているということでございます。 コンセプトというお話がございましたけれども、当然、内閣総理大臣の認定を受けております中活計画、これを我々としては基本コンセプトということで取り組みを進めたい。当然、それぞれのまちには歴史も違いますし、文化も違いますので、日南の事例がそのままに大牟田に当てはまるかというと非常に難しい部分があるかと思います。 当然、エリアの違い。日南の場合、どちらかというとまちの通りだけを活性化してあるんですけども、大牟田の場合は67ヘクタールという新栄町駅から大牟田駅、交通結節点の範囲でやっていくということで取り組んでおりますので、そういった他都市の先行事例も勉強しながら、取り組みを進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 実は、私がよく聞き及んでいるところでございますけれども、やっぱり近くにも大型店舗のスーパーマーケット等々がございまして、やはりそちらのスーパーマーケットにもダメージを与えるわけにはいかないもんですから、それを考慮した上でのストリートデザイン事業であったり、中心市街地活性化計画に載っけていかないといけないと思うんですが、この大牟田のまちは、やはりどうしても若者の観点から言いますと、遊ぶ場所、若者がもっともっとにぎわいや交流を持ってくれるようなそういう場所がどうしても少ないような気がいたしております。 帝京大学等々もございますけれども、せっかく銀座通り商店街というのはアーケードになっていますね、雨が降っても降り込まないような。ああいうところに、例えば飲食といっても、昼間はいろいろ支障があったりするのかもしれませんけれども、そういった若者がもっともっとにぎわって集まってくれるようなコンセプトであったり、そういうことも念頭に置いて、ぜひ今後とも計画を練っていただければ、我々としても非常にありがたいなというふうに思っております。 そこで、次の質問に移りますけれども、街なかストリートデザイン事業と周辺の商店街との連携について、お尋ね申し上げたいと思います。 中心市街地の空洞化の進行に伴い、商店街組織の体力もだんだんと低下してきております。そのため、今後は新たな経営者の参画などにより、商店街組織を活性化させていくことも重要なことだと考えております。 街なかストリートデザイン事業では、銀座通り商店街の空き店舗を活用した事業展開が進められておりますけれども、事業展開に当たっては、新規出店者や空き店舗の所有者、さらには、新規出店希望者と空き店舗の所有者をつなぐコーディネーター、そして、地元商店街の方など、さまざまな方々がかかわっておられると思います。 そうした中、街なかストリートデザイン事業を展開する中での周辺の商店街との連携や、そのあたりについてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(境公司) 副
枝産業経済部長。
◎
産業経済部長(副枝修) 街なかストリートデザイン事業と商店街との連携について御答弁いたします。 街なかストリートデザイン事業では、商工会議所や商店街、学識経験者で構成する推進委員会で、銀座通り商店街を中心としたモデル地区を設定し、取り組みを進めてまいりました。 商店街との具体的な連携としましては、事業推進に当たりまして銀座通り商店街の方々にも空き店舗見学会や勉強などに積極的に参加いただいており、受講をされた方の中には、周囲の方に参加を促すなど、本事業をPRしていただいている方もおられます。 加えて、本事業での取り組みを契機として、空き店舗へ出店した若い方々が新たに商店街活動に参加されるなど、商店街の活性化にもつながっていると考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 いろいろな取り組みをなさっているということでございますが、先ほどの話にも出てまいりましたタウンマネージャーが、一人、ほぼ決まっているそうでございます。この一人なんですけども、国からの補助を受けたタウンマネージャーということで、今後、もう一人採用されていく計画がおありだということでございますし、また、観光プロモーション--これは観光協会等々と御協力をなさって、地域おこし協力隊などもあると思いますので、ぜひともしっかりとしたコンセプトのもとに中心市街地の活性化に向けた取り組みを今後とも進めていっていただきたい。これは要望としてお願いを申し上げたいと思います。 そこで、次の質問に移らせていただきたいと思います。 新栄町駅前地区市街地再開発事業の進捗状況と今後のスケジュールについてでございます。 昨年度末に内閣総理大臣の認定を受けた中心市街地活性化基本計画において、核的事業となる新栄町駅前地区市街地再開発事業は、中心市街地はもとより、本市の活性化のための起爆剤になるものと大いに期待されております。 この再開発事業を振り返りますと、平成21年度に地元地権者の方々が中心となりまして再開発準備会を設立をされまして、それ以降、準備会において事業の基本的な枠組みとなる基本計画を策定するなど、さまざまな検討と取り組みがなされてまいりました。 平成25年には、市が事業を促進・支援する目的で推進計画を策定、翌平成26年には、準備会が準備組合へ移行し体制を強化されるなど、事業が推進するものと思っておりましたけれども、準備組合が募集した事業協力者の応募がないなど、うまく進まない面もあったようでございます。 しかしながら、平成27年度には、計画区域を拡大する形で市が推進計画の見直しを行うなど、引き続き、事業推進に向けた支援は続けられ、準備組合はもとより、市や商工会議所も中心市街地の活性化のために御尽力をされ、事業実現化に向けた取り組みを進められてまいられたものと思っております。 そのような中、昨年度は準備組合におきまして、事業推進に重要な保留床取得と施設建物の設計・施工などを行う建設業務代行者の募集が行われ、その結果、ホテルや駐車場、事務所は芝浦グループが、分譲住宅・高齢者住宅は西鉄グループに決定されたとのことで、ホテルやマンションなどの建設においても実績のある建設業務代行者がそろいましたことから、この再開発事業が実現化に向け大きく前進をし、さらなる事業の進捗が見込まれるものと思っております。 そこで、現在における再開発事業の進捗状況と今後のスケジュールについてお尋ねをいたします。
○議長(境公司) 末藤都市整備部長。
◎都市整備部長(末藤隆生) 新栄町駅前地区市街地再開発事業の進捗状況と今後のスケジュールについて、お答えをいたします。 議員御案内のとおり、再開発準備組合におかれましては、昨年度、資金を調達するための建設業務代行者を決定され、本事業の実現化に向けて進捗が図られているところです。 そのような中、本市におきましても、平成29年度からの補助金の確保に向けた国・県との調整を行うとともに、事業を実施する上において必要となります都市計画の手続を進め、ことし4月26日に都市計画決定の告示を行っております。 今後のスケジュールですが、今年度、準備組合では事業計画を策定されますとともに、市街地再開発組合の設立に向け、県知事への認可申請が行われることとなっております。 さらに、平成30年度には、組合において権利変換計画が策定され、これらが順調に進めば平成31年度から工事着手の運びとなる予定です。 本市におきましては、事業の円滑な推進に向け、引き続き、商工会議所とともに、国・県等の関係機関との調整を図りながら指導・助言等の支援に努めてまいります。 以上でございます。
○議長(境公司) 今泉議員。
◆8番(今泉裕人) ありがとうございます。 順調に推移しているものと思っております。 今回の新栄町駅前地区市街地再開発事業では、新しい駅や広場を整備したり、また、ホテルや店舗、マンションなど建設されるということで、駅利用者の利便性の向上、市民憩いの場やにぎわいの創出、街なか居住の促進など、中心市街地の活性化にはなくてはならない大事な事業だと考えております。 このような重要な事業を進める中においては、さまざまな課題も生じ、困難もあることとは思いますが、準備組合や市・商工会議所などの関係機関が一丸となり、今後も事業が円滑に進みますことを期待いたしております。 また、冒頭申し上げましたとおり、本市では中心市街地活性化基本計画の内閣総理大臣の認定を受けております。庁内はもとより、商工会議所を初めとする関係団体との連携のもと、新栄町駅前地区市街地再開発事業を初めとしまして、基本計画に掲げた事業を確実に実施され、中心市街地の活性化に積極的に取り組んでいかれますことをお願いを申し上げ、本日の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(境公司) 次に、田中正繁議員。 〔14番 田中正繁議員 登壇〕
◆14番(田中正繁) 発言通告に従い、一問一答方式にて質問をいたします。 最終日ですので重複する質問があるかと思いますが、よろしくお願いいたします。 大きな1点目、大牟田市まちづくり総合プランとまち・ひと・しごと創生総合戦略についてお尋ねいたします。 小さな1点目、総合戦略の進捗状況について。 市長は、第5次総合計画の大牟田市まちづくり総合プランで目指す都市像を掲げて、それを実現するための五つの基本目標をもとに各施策を推進してあります。 あわせて、本市の人口減少に歯どめをかけるために、平成27年度から平成31年度までを計画期間として、まち・ひと・しごと創生総合戦略を平成28年3月に策定されました。これには、中長期的な視点のもと、積極戦略と調整戦略を同時並行的に進めていく必要があるとして、五つの基本目標を掲げて各施策を実施されています。 市長は、本定例会の提案理由説明において、積極戦略に集中的に取り組んでいくとありますが、現在の進捗状況と今後の進め方について市長のお考えをお伺いいたします。 以上で壇上の質問を終わり、あとは質問者席にて質問いたします。
○議長(境公司) 井田企画総務部長。
◎企画総務部長(井田啓之) 田中議員の御質問にお答えを申し上げます。 本市のまち・ひと・しごと創生総合戦略は、総合計画・アクションプログラムを基本に、出生率の向上や定住人口の増加に向けた取り組みにより人口減少に歯どめをかける、いわゆる積極戦略の観点から、多くの施策・事業を盛り込んでいるところでございます。 現在の進捗状況でございますけれども、平成28年度から引き続き人口減少への対応を本市の最優先課題として捉え、子供を産み育てたいと思ってもらえるような環境づくりと教育の充実や産業の多様化と雇用の確保の分野に重点を置きながら、取り組みを継続して実施をしているところでございます。 それとあわせまして、行政評価による評価・検証の結果や情勢の変化を踏まえ、新規事業の導入や既存事業の拡充を行ってきたところでございます。 現在、平成28年度の取り組みに対する行政評価を今、実施をしているところでございますけれども、おおむね順調に進捗しているのではないかという認識をしているところでございます。 また、今後の進め方でございますけれども、施策ごとに設定されております重要業績評価指標を用いた進捗管理を行ってまいりますとともに、大牟田市まち・ひと・しごと創生有識者会議、こちらについても引き続き開催をしておりますので、その中で客観的・専門的な見地から意見をぜひ出していただき、お聞きし、実効性を確保してまいりたいというふうにも考えております。 人口減少社会へ対応していくためには、やはり行政だけではなくて、企業や団体、市民のそれぞれが人口減少に対する危機感を共有をしていただき、まちづくりの当事者としての意識も持っていただいて、ともに取り組みを進めていくことが重要というふうに考えております。 そうした市民みずからの取り組みを行政として後押しをするなど、適切な役割分担のもと、全市的なまちづくりを進めることによって人口減少の抑制や、まちのにぎわいの創出へとつなげてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(境公司) 田中議員。
◆14番(田中正繁) 本定例会の私の前にも、この件につきましては質問等が出ておりましたので、少し違う質問をさせていただきたいと思います。 まず、この総合戦略には、基本的にはまちづくり総合プランといいますか、その中からの抽出で積極戦略と調整戦略を合わせて約100の事業があるというふうに思っております。 こういう中で、期間が4年間ということで設定をしてあります。本当にこの期間が十分に足りる期間かどうかというのはわかりませんけれども、本当にこの中で全てが重点事業ということで捉えられてあるかと思いますが、その中でもやはり優先的にここだけはやはりきちんとといいますか、目標を達成する以上のものをやっぱりやるべきだというようなものが何かあるというふうにお考えでしょうか。それとも、なべて全てをやらなければならないというふうにお考えでしょうか。
○議長(境公司) 井田企画総務部長。
◎企画総務部長(井田啓之) 人口減少を抑制をし、まちのにぎわいをつくっていく、そういったことでやっぱり人に住んでいただく、こういったところが主眼ということでございます。いわゆるまちの総合力を高めていくようなそういう取り組みが必要だろうというふうに思っております。 ですけれども、その中でもやはり市長のほうも公約に掲げていらっしゃいます子供を産み育てできるような環境をきちっと整えるということと教育の充実、それから、産業の多様化・振興と雇用の場の確保、こういったところが最重要で進めるべきところというふうに認識をいたしております。
○議長(境公司) 田中議員。
◆14番(田中正繁) 本当に市長が常々言っていらっしゃることでもございますし、そこは本当に重点的にやっていただきたいと思いますし、この100の事業があるとはいえ、やはり必要であるならば予算を少し足してでも、特に教育・子育てはやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 あと、この総合戦略の中にKPI--重要業績評価指標というもの、平成31年の最終年度での目標ということで記載がございますけれども、これをあと2年、ことしを含めて3年でございますけれども、これを達成できるという見込みについて、現状を含めてどういうお考えか、お伺いいたします。
○議長(境公司) 井田企画総務部長。
◎企画総務部長(井田啓之) おっしゃるとおり、総合戦略の中では目標をきちっと定めて、それに向けて取り組むようにということで、国のほうからもそういう指標といいますか、が示されております。 重要業績評価指標--KPIにつきましては、それぞれの目標ごとに重点項目として取り組み内容、それから、目標についてそれぞれお示しをしております。 31年度までに達成できるのかというようなことでございますけれども、私どもとしましては、今回の総合戦略というものが、やはり着実に、しかもその前倒しで実施をしていくことによって、効果がさらに発揮できるというふうに認識をしておりますので、達成できるように、それも前倒しで達成できるように、ぜひそれに努めてまいりたいというふうに思っております。
○議長(境公司) 田中議員。
◆14番(田中正繁) 指標--といいますか、数字が出ている分の中では、既にもう達成できそうなものも含んでおるかというふうに思いますけれども、今、お話ありましたとおり、やはり早い時期に達成できるんであれば、さらなる、もう少し目標値を上げて取り組んでいただくと、もっとよりよいものになるんじゃないかというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 あと、この総合戦略の中でいろいろ記載がございますけれども、いろいろな団体の方々に御参加いただいて、推進体制としての創生本部というものを設置して取り組んであるということですけれども、それで、これを実際、効果的・効率的に推進していくということですが、そこの記載のところに、ちょっとどういうふうに捉えるかということだと思いますが、考え方として、多くの市民、関係団体が、先ほどお話がありましたとおりですが、自分たちは何ができるかという当事者意識を持ってまちづくりにかかわっていただき、互いに連携しながら地域の総合力を結集して取り組むことが必要になりますと。 そうした市民みずからの取り組みを後押ししていくことも行政の役割となりますということで、ぱっと見ですけれども、参加した皆さんでいろんなことを考えていただいて、行政はそれの後押しをしていくのかみたいなふうに捉えると、行政は何をしているんだという話になりますが、そこの推進体制のところの最後のほうには、行政・官民連携、そして、民間というこの三者が果たすべき役割分担のもと、全市的な推進体制の構築をしていくというふうでまとめられてあります。 ここの、簡単にで結構ですけれども、行政、そして官民連携、そして民間というもののその3者の果たすべき役割として、現在のお考えはどのように持ってあるでしょうか。
○議長(境公司) 井田企画総務部長。
◎企画総務部長(井田啓之) 総合戦略を策定をし、進めていく上では、国のほうからもその例示がされていますように、きちっとまずは産官学金労言、そういった方々の御意見を踏まえて戦略をつくっていくということ、さらには、うちのほうでも有識者会議、もうつくっておりますので、そういった専門的なところからの御指導をいただくようなところもございます。 そういったところでの御意見を聞きながらつくった計画でございますけれども、内容はもう御承知をいただいていると思いますが、全てを行政だけでやっていくというのは非常に難しゅうございますし、時間もかかるというようなことでございます。 また、文字どおりまちを変えていくというような取り組みが、今、必要になってきているというふうに思っておりますので、それはやっぱり行政だけではなくて、民間の皆さん、市民の皆さんにも同じ方向を向いて、ぜひ御協力をいただきたいというふうに思っております。 そのために大牟田まちづくり市民会議の中で、この地方創生の部会を立ち上げさせていただいております。多くの方に御協力をいただいております。さまざまな分野の方々に入っていただいておりますので、皆さん方のそういった身近なところからでも結構ですので、一つ一つの施策、事業についての御協力をいただきながら、オール大牟田で進めていくことが必要だというふうに思っております。 当然、それをリードしていくのは市というふうに思っておりますので、そういう積極的な御依頼もしながらやっていきますけれども、ぜひとも市民の皆さん方にも市民と行政との協働ということも考えていただいて、大牟田の今の現状をやっぱり危機意識を持っていただいて、じゃあ、今、何が自分たちでできるかといったところも考えていただいて、一緒に行動していただければというふうに思っておりますので、そういった考え方で進めさせていただきたいというふうに思っています。
○議長(境公司) 田中議員。
◆14番(田中正繁) 今、御答弁にありましたとおり、本当に市民全体が危機意識を持ってというのは、非常に重要なことかというふうに思っています。 その中でも、この創生会議等に参加していただいている団体の方々は、その場に出ている方とその団体に所属されてある方、実際のやっぱり温度差とかはその中でもあるかというふうに思いますので、特に民間のいろんな方も含めて、どこまで浸透できるかというのはわかりませんけれども、職員の方も含めて浸透を図って、それからまた、いい御意見、そういうものがあったら吸い上げていただいて、検討をして、実施していただけたらと思います。よろしくお願いをいたします。 それでは、次に移らせていただきます。 大きな1点目の小さな2点目、アクションプログラムの見直しについてお尋ねいたします。 市長は本定例会の提案理由説明において、アクションプログラムの見直しは、状況の変化等により新たな事業に取り組むことも必要になる一方で、既に選択している事業であっても優先順位等により、縮減あるいは中止することも考えていかなければなりませんとありますが、どのように事業を絞り込んで進めていくのかと、それからまた、新たな事業とは、現在、何を検討してあるのか、市長のお考えをお伺いいたします。